1. Home » 
  2. Blog » 
  3. THE glamb TIMES

THE glamb TIMES


  • vol.15 ピカレスク雑感


    コレクションが無事、世に送り出されて関係者の方々が集う展示会も閉幕いたしました!


    ご来場の皆さまはいつも展示会をとても楽しみにしてくださっていて、

    そうした方々に触れ合うのが一番仕事をしていて楽しい瞬間。


    インスタなどでも上がっていますが、いろいろなアーティストに来てもらい、

    彼らの音楽や世界観にフィットする洋服はどれだろうと、

    ラックにかけられた洋服を探りながら考えるのが

    洋服屋として、音楽ファンとして、とても好きな時間です。


    僕はコレクションの発表にあたり、カタログの編集作業や

    文章の執筆を終電近くまで3週間ほど毎日やります。

    土日も自宅やスマートフォンで文章を読み直してみたり、手直ししたりします。


    そんな生活をしていると疲れもたまってきますし、

    進行が進むにつれ、僕の場合はひとり言が多くなります(笑)。

    今季、そのことに気がつき、試しにひとり言が出るままにしてみると、

    僕は「あー、かっこよくないなあ」「うーん、かっこよくないぞ」と

    よく口にするようです、髪の毛をぼさぼさにしながら。


    隣のデスクのアンディなどは「気が散る」と思っているかもしれず、

    そのことについては迷惑をかけて申し訳ないなあと思うのですが(笑)。


    でも、ふと、

    仕事の出来不出来の価値観が「かっこいい」「かっこよくない」であることは

    とても恵まれていて、自分にとってかけがえのない仕事だと改めて思えたのです。


    事務所には40代から20代前半まで、15歳差くらいのスタッフがいます。

    それぞれ見てきたものも、経てきたカルチャーも違うメンバーが集っていますが、

    同じように「かっこいいじゃん」「もうちょっとかっこよくできないかな」と。

    大学を出た大の大人たちが夜更けまでそれに夢中になっています。



    今季のコレクション、"Picaresque"はglambのこれまでの中でも

    とりわけ「かっこいい」という部分にフィーチャーしたコレクションになっています。


    いつまでもデニムを穿いていたい。ライダースを着たい。

    土曜日の夜はいつもわくわくしていたい。

    「我ながら早く大人になれ、自分」と思いつつ、

    でも「かっこいい」に惹かれる僕がいたのでした。




    今季のアイテムでは、この1着がひときわ楽しみ!

  • 西尾ブログバナー.jpgvol.16 ストリートファッションとサブカル

    皆さんお久しぶりです。




    最新コレクションはご覧になりましたか?

    アウトサイダー、あるいは自分の決めた生き方を貫く男性像を描いたコレクション「picaresque」。






    15wtjkt17-s-07-dl.jpg
    GB15WT / JKT16 :  Marcelo coach JKT
    8207570B_19_D_500.jpg
    GB15WT / SH03 :  Marcelo SH

    今季特にお勧めしたいのはこのグラフィック。
    ストリートファッションのスキルと
    サブカルのスキルを駆使して描きました。

    今回はちょこっとこの「ストリートファッションとサブカル」に対する自分なりの考えをお話したいと思います。






    カタログの編集後記にも書いたのですが、
    ここ一年僕はアイドル事業のグラフィックとglambのグラフィックを並行して描いています。

    アイドルとストリートファッションなんて相反するものだと思う方が多いでしょう。
    しかし「アイドルのグラフィック」という言葉を「サブカルなグラフィック」に置き換えるならば、
    ストリートとサブカルを比較するならば、
    両者の共通点が見えてくるのでは?と考えています。





    サブカルとはもともと、日本における意味合いとして

    mig.jpg
    アニメ、ゲーム、アングラなどの伝統的でない新たなカルチャー、
    当時マイノリティだったカルチャーを指す言葉であったようで

    img_3_m.jpg
    そこにはストリートファッションカルチャーも包含されていました。




    今となってはサブカルチャー(サブカル)=オタクまたはヴィレヴァン系のイメージで使われていますが、


    自分のバックグラウンドを突き詰める姿勢は
    皆さんが好むストリートファッションと同じではないでしょうか?



    また、
    藤原ヒロシは裏原ムーブメントを引き起こし、
    増田セバスチャンは原宿KAWAIIムーブメントを引き起こした。

    僕は両者とも原宿から発生したファッションムーブメントとして
    同じレベルで崇高な文化だと思っています。











    glambは裏原ファッション第三世代と称されていますが
    僕がファッションの影響を受けたのは正にこの世代のストリートで
    高校生の時僕はブランドロゴTシャツでなくデザイン勝負の洋服、
    奇抜なグラフィックTシャツを好み、
    それらを描くグラフィックデザイナーに憧れていました。

    そして大学に入学し、
    村上隆主催のアートイベント「GEISAI」へ行き
    ゲストのAKB48を観たり

    51wvuojzSoL._SX379_BO1,204,203,200_.jpg
    現代美術家の会田誠が出版した画集「MONUMENT FOR NOTHING」を読んだり
    ジブリ好きの友達、エヴァ好きの先輩たちと交流したりと、
    自然とサブカルチャーに触れていた気がします。





    そんな僕はglambのグラフィックとアイドル・サブカルのグラフィックを描く上で
    「両カルチャーの融合」というものを狙っています。

    その試みのひとつとして、今回ストリート色の強いピンナップガール、ナンバリングモチーフに、
    妄撮(小林司氏による写真ジャンル。着衣した女の子の写真を破き、下着写真とコラージュした
    エロティックなサブカル系写真)」の手法を加えました。




    fwa.jpg
    こうして視覚的にも面白いものが描けたと思っていますし、
    コンセプトとしても上手くできたなと感じています。

    サブカルとストリートファッションの根幹にある
    「自分のバックグラウンドを突きつめる姿勢」、
    まさに「Picaresque」が提案する生き様ではありませんか?

    このグラフィックにはそんなメッセージ性も込められています。







    そんな感じで今季コレクションの中から
    自分だけのライフスタイルに寄り添う相棒を見つけてやって下さい。



    以上、ストリートファッションとサブカルについてでした。

    それでは!




























THE glamb TIMES
スタッフ5名がそれぞれのテーマ別に連載するブログ。アートや音楽の最新情報からブランドの裏話、さらにはスタッフが飲み屋街を巡る日記に子育てブログまで。これを読めばお洒落になれるのか、はたまた何かの足しになるのか。お約束はできかねますが、皆さんの暇つぶしの選択肢の一つになれるよう「打倒まとめサイト!」を合言葉にスタッフが真心こめて書いて参ります。

THE GLAMB TIMES

2016/09
SunMonTueWedThuFriSat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30