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「自分や他者を規定する境界とは何か、そしてその先には何があるのか。」自分と他人、からだとこころ、日常と非日常、肌と外界など、さまざまなかたちをとって私たちを取り囲む「境界」の探求をテーマに創作を続ける。油彩で繊細に重ね塗られた画面は、光に包み込まれるような柔らかな雰囲気を作り出しており、そこで描かれる「境界」は二つの要素を厳然と分ける「線」というよりも、ある種曖昧で遊びのある「場」として現われている。柔らかく弾力を感じさせる肌や、その上に重ねてまとわれ、微妙に透ける衣服の表現を特徴とする。
今回Tシャツに登場することとなった『余肉』では、大胆にトリミングした腹部をユーモラスに描き出している。ふくらみを帯びた腹部は、人にとってはできれば眼を背けたい対象であり、それが大きな画面一杯に描かれることで一種の非日常的かつ風刺的な雰囲気を生み出している。
1998年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。2000年に東京オペラシティアートギャラリー(初台、東京)にて「ProjectN03 今野尚行展」を開催。2001年にはセゾン現代美術館セゾンアートプログラムギャラリー(青山、東京)にて「Spinning!02 今野尚行展」 を開催 |
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