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glamb Tokyo blog

  • "Jesse James"

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    『イージーライダー』を見たのなんてもう20年近く昔のことだから、
    細やかなセリフ回しは覚えていないけれど、今でも思い出す一節がある。
    「この国では"個人の自由"が国是だが、"自由な個人"を見たとき、自由でない者はそれを恐れ、憎むのだ」。
    今季、僕がglambのコレクションテーマに据えたジェシー・ジェームズという人は
    アメリカで語られる自由の源流にいるような人のように思われる。

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    19世紀半ば、アメリカ中西部ミズーリ州で牧師の子として生まれたジェシー。
    しかし、父は彼が幼い頃に亡くなってしまい、母は未亡人として再婚を繰り返しながら大切に彼を育てあげた。
    やがて彼が物心ついた頃、アメリカでは南北戦争が勃発する。
    ミズーリは南部派と北部派の境界線上にあり、ジェシーは兄と共に南軍のゲリラ部隊に参加。

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    若干16歳にして残虐な南北の戦いの中に身を置くこととなる。
    1865年、南軍の降伏によって南北戦争は終結を迎えるが、敗軍の非正規ゲリラ出身のジェシーに帰る場所は残されていなかった。
    犯罪者として扱われるようになったジェシーは地下に潜伏。
    仲間たちとギャングを組織し、1866年2月、世界ではじめて銀行強盗を成功させ、全米に名を轟かせるようになる。

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    以後、州を股にかけて強盗を繰り返した犯罪者であるジェシーだが、その存在は社会の脅威ではなく、むしろ大衆の喝さいを
    もって迎えられる。そこにジェシーの端正な顔立ちやノスタルジックな彼の名前の響きがあったことは間違いないが、
    それ以上に彼が貫いた「自由」な道徳観にあるだろう。強盗の際に関係のない少女を怪我させてしまったことを知ると、
    新聞に投書して治療費の支払いを表明。
    「私たちは金持ちの金を貧しい人に配ってきた。税金から何百万ドルも盗んで、すました顔をしている政治家よりも道義的に優れている。」

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    映画『イージーライダー』が公開されたのは1969年のこと。
    ジェシーの生涯との間にある1世紀という時を皆さんは長いと感じるだろうか。
    それとも、たった100年と思うだろうか。

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    アメリカには「自由」という概念がある。
    僕らが触れるアメリカの物語や文化には自由を求める心の動きが息づいている。

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    僕が十代に影響を受けたグランジムーヴメントも、商業化するロックシーンを越えて、
    自分たちの本当のサウンドを鳴らすための試みだった。
    結局、ジェシーは体制派が用意した懸賞金に目がくらんだ仲間の裏切りによって命を落とす。
    『イージーライダー』もまた主人公たちの死によって幕を閉じる。
    カート・コバーンも大衆化する自身の存在に苦悩し、ショットガンで自らの命を絶った。

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    彼らが命を賭してまで貫こうとした自由とは一体何だったのか。その生涯は救いがなく悲劇的なものに思われるかもしれない。
    けれど、彼らが残した物語や作品に触れる時、そこに確かな力が宿っているのを僕らは思う。
    そこには僕らを魅了する「アメリカ」がある。

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    今季、僕はアメリカの壮大なドラマを思い、そこに生きた人々の装いを描くようにしてアイテムをデザインした。
    レザー、デニム、ミリタリー。アメリカが培ってきたファッションには彼らの足跡が今も残っている。
    その一つ一つを辿るように、コレクション"Jesse James"を作り上げました。

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    glamb 2016 Autumn Collection
    Jesse James
    2016/04/28(THU)-12:00
    WEB SHOP OPEN!

    楽しみにお待ち頂いておりました皆様、お待たせいたしました。
    glamb 2016 Autumn Collection
    Jesse James
    4月28日(木)正午12時
    ウェブショップオープンとなります。
    その全容、楽しみにお待ちください。

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